雪氷
Online ISSN : 1883-6267
Print ISSN : 0373-1006
氷表面の構造とダイナミクス
深澤 倫子
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キーワード: 結晶氷, 表面, 分子動力学
ジャーナル オープンアクセス

2009 年 71 巻 5 号 p. 369-375

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抄録
氷や雪のもつ“滑りやすさ”は,スキーやスケート等のウィンタースポーツには欠かせない.この“滑りやすさ”の秘訣は,結晶氷表面の構造にある.結晶氷表面には,融点以下の低温においても,擬似液体層と呼ばれる液体状の層が存在することが知られている. 擬似液体層は,1859年にFaradayによってその存在が提唱されて以来,一世紀以上にわたり,多くの研究者の興味を惹きつけてきた.本稿では,最近の分子動力学計算による研究を中心に,氷表面の構造とダイナミクスについて解説する.
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© 2009 公益社団法人 日本雪氷学会
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