雪氷
Online ISSN : 1883-6267
Print ISSN : 0373-1006
復氷現象での蒸気泡発生による貫入速度低下
島田 亙宮本 翔平
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2018 年 80 巻 3 号 p. 227-234

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抄録
氷中を直径0.25mmの真鍮ワイヤーが貫入するようすを“その場” 観察した.圧力が0.1MPa〜0.6MPaの範囲で実験を行ったところ,ワイヤー通過後の氷中に蒸気泡や水滴の発生が観察された.貫入速度を調べたところ,圧力が0.4MPa以上では貫入速度がほぼ一定であったのに対し,0.3MPa以下では貫入速度の大きな変化が見られた.また,圧力が0.2MPaの条件で,蒸気泡や水滴とワイヤー貫入速度の関係を調べたところ,ワイヤー長さに対して蒸気泡がワイヤーに接する割合の増加/減少により貫入速度が減少/増加していることがわかった.ワイヤー通過時の蒸気泡発生は,ワイヤー貫入速度の低下という大きな影響を与えていることが明らかになった.
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© 2018 公益社団法人 日本雪氷学会
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