1984 年 46 巻 2 号 p. 45-50
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
高地の降水量観測は施設不備のため余り実施されていない.特に冬期の降水量は夏期の数倍の降水量でなければダム流入量に符合しない.高地を水源とした3流域を選定し標高により地帯区分し, ダム流入量を基礎とし低地と高地の降水量の倍率により, 地帯区分別に降水量を計算し, 山地降水量を算出した.平均気温とダム流入量から気温と融雪量の関係式を作成し, この関係式から求めた融雪量に地下水流量と倍率を用い算出した降雨量を加算したダム流入計算値は, ダム流入観測値と合っており, 融雪計算方法は妥当である.
日本雪氷協会月報
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら