抄録
スキーヤーの技能レベルの評価を客観的に行うために, 画像処理の技法を導入して定量的に評価する方式の研究を行った.その方法はスキーヤーの動画像を1/30秒毎にサンプリングして静止画像としてコンピュータに入力し, そこから次の3つのパラメータを抽出して, これらを技能レベルの評価に用いた.
(1) ターンの安定性を表す角付け角と上半身と下半身の体軸の差の角の和.
(2) スキーのズレの大きさを評価する迎え角.
(3) スキーヤーの前後のバランスを評価するため, スキーに垂直な線とスキーヤーの重心のなす角
これらの3つのパラメータを組み合せることにより, 全日本スキー連盟 (SAJ) の実施する1級並びに2級の技能テストの受験者の技能レベルを総合評価できることが明らかになった.