独立行政法人 森林総合研究所 北海道支所
独立行政法人 森林総合研究所 十日町試験地
2004 年 66 巻 6 号 p. 669-676
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積雪のせん断強度を高分解能で迅速に求めるため,デジタル式荷重測定器(プッシュゲージ)で測定した硬度からせん断強度を推定する方法を考案した.せん断強度は硬度と相関が高く,雪質によらず硬度のべき乗で表せることがわかった.この関係を用いて,プッシュゲージで測定した硬度分布からせん断強度の分布を推定し,雪崩が発生した斜面積雪の安定度を計算した.一般に雪崩発生基準とされる安定度が1.5以下の層と,実際に確認したすべり面や弱層が一致し,本手法の有効性が確かめられた.
日本雪氷協会月報
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