2026 年 39 巻 4 号 p. 151-161
気候変動は,熱関連疾病,感染症,呼吸器疾患など,人間の健康に多様な影響を及ぼすと予想されており,これらの影響は都市環境によってその程度が異なる。本研究の目的は,気候変動の健康影響と都市環境との関連性を整理し,地域の新たな類型化を通じて,これらの影響を軽減するための適応策を検討することである。手法としては,気候変動に関連する都市環境指標に基づいて地域を類型化し,各類型の都市環境を定量・定性両面から把握することを目指す。その結果,健康に関連する指標に基づいて類型化を行うことで,各都市環境に必要な適応策を明確にすることができた。