空気調和・衛生工学会 論文集
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円管の壁に設けた孔からの流れ : 第4報-孔を多数設けた場合の流れの予測
福原 驍辻 克彦
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1986 年 11 巻 31 号 p. 79-86

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抄録

前報の結果から,ピッチ比L/D_0=1の場合とL/D_0≧2の場合では,吐出し口が分岐損失係数などに影響を及ぼす様子が異なることがわかった.そこで,多孔管による一様吐出しの基礎資料を得るためには,L/D_0=1とL/D_0≧2の場合についてそれぞれ考える必要がある.したがって今回は,円管の壁に4個の孔をピッチ比L/D_0=1,2,3で設けた場合,およびL/D_0=1についてはさらに孔を5,6個とした場合について,吐出し流量および圧力分布を計測することによって,孔を多数設けた場合の吐出し流量比および損失係数を予測した.

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© 1986 公益社団法人 空気調和・衛生工学会
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