空気調和・衛生工学会 論文集
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屈折管内の流れに関する研究 : 第1報-二次元ポテンシャル理論による流れの解析
嵩 哲夫藤井 清美
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1977 年 2 巻 5 号 p. 11-19

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抄録
屈折管は,もっとも一般的な管路要素の一つである.そこにおける流動の様相を明らかにすることが本研究の目的であり,かつ,それは工業的に重要な問題である.そこで,これを考察する場合の基礎として,二次元ポテンシャル流れの場において内側屈折点からのはく離を伴う任意角度と断面積比を有する屈折流路内の流れをホドグラフ法により解析した.まず,屈折角度が45°,90°および135°の場合に対して,収縮係数,流線の形状および圧力分布などを求め,数値計算を行った.つぎに,屈折角度を5°および15°から165°まで15°おきに変えた12の場合に対する解析結果を計算し,屈折角度,収縮係数および断面積比の間の関係などを明らかにした.
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© 1977 公益社団法人 空気調和・衛生工学会
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