空気調和・衛生工学会 論文集
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技術論文
コージェネレーションシステムを導入した教育・研究施設における熱源システムの運用改善
平澤 和伯李 時桓浅野 良晴
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2018 年 43 巻 257 号 p. 21-26

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抄録

建物において,熱源システムの設計や熱源機器容量の算定は最大負荷の想定により行われることから,導入後の建物需要に合わせた運用方法の検討を行うことは重要であり,建物設備の運用改善は消費エネルギーの削減に向けた有効な対策の一つである。本研究では,その実施例として研究施設の熱源システムを対象とし,二つの Case において,それぞれの電力消費量,ガス消費量を一次エネルギー消費量原単位に換算し,熱源システムに要求される熱需要との関係について数値解析を用いて調査を行った。また,得られた結果から,要求される熱需要ごとの最適な運用方法の検討,検証を行うことで運用改善に関する有効な知見が得られた。

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© 2018, The Society of Heating, Air-Conditioning and Sanitary Engineers of Japan
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