空気調和・衛生工学会 論文集
Online ISSN : 2424-0486
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ISSN-L : 0385-275X
技術論文
IFCデータによる建物要素の幾何形状と空間位置の計算
傾斜壁の解析を例として
許 雷足達 嘉信
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2020 年 45 巻 275 号 p. 17-23

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抄録

BIM の仕様 IFC が 2013 年に国際標準化され、IFC データの直接利用により、建築各分野における解析や計算は効率的に行われ、設計・施工・維持管理への応用が増えてきている。空調負荷計算や熱流体シミュレーション等の解析において、壁など建物要素の幾何形状と空間位置の把握は重要である。本研究では、IFC2x3 の仕様書に基づいて、IFC クラスのツリー構造、BIM データ連携の基礎である IfcProduct の 3 次元幾何形状情報表現の仕組みを紹介する。また、BIM ソフトウェアを用いて傾斜壁の実例を作成する。出力した IfcWall データより、IfcExtrudedAreaSolid クラスで定義したソリッドモデルの幾何形状・空間位置の計算手法を紹介する。

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© 2020, The Society of Heating, Air-Conditioning and Sanitary Engineers of Japan
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