差圧制御における基準圧の測定誤差を低減するため,基準圧側の測定用導管の途中に容器を接続し,測定口に外乱風を吹き付けた時の測定誤差を評価した。100ℓの容器を接続して 13.1m/s の定速度の外乱風を吹き付けると,容器が無い場合の測定誤差の87%に減少した。5.8~15.5m/s の一定周期の変動風を吹き付けると,差圧の標準偏差比(σ 容器あり/σ 容器無し)は,20𝓁 容器で 0.56,60𝓁 容器で 0.19,100𝓁 容器で 0.10 となり,差圧の測定誤差は大きく減少した。自然風を吹き付けると差圧の標準偏差比は減少するがばらつきは大きい。