空気調和・衛生工学会 論文集
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都市域における建物密度と日射吸収率の関係 : 第4報-断面が長方形の直方体群による凹凸の場合
内藤 和夫水野 稔長沢 孝吉
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1980 年 5 巻 14 号 p. 79-85

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抄録

本報では,建造物をもつ都市地表面のモデルとして,断面が長方形の均一直方体群を,規則正しく長方形配列することにより形成される凹凸面を対象として,拡散性の放射に対する吸収率a_cを数値計算により求めた.本報の形状の特別な場合に,前報までの二次元キャビティ(吸収率a_<c2>)と正方形断面をもつ直方体を正方形配列した凹凸(a_<cs>)がある.結果として,吸収率の定性的特性は既報までと同じであることがわかった.また,建ぺい率が一定の条件下では,a_<cs>>a_c>a_<c2>の関係が成立する.最後に,a_cの値をa_<cs>とa_<c2>の値から簡単な計算で推定できる近似計算法を示すことができた.

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© 1980 公益社団法人 空気調和・衛生工学会
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