主催: 公益社団法人 空気調和・衛生工学会
日本各地には伝統的建築群が数多く残っているが、ライフスタイルの変化から、取り壊しが進み、減少傾向にある。このような伝統的建築群を保全、再生するために、明治大学では岡山県高梁市の伝統的町家を対象とした研究プロジェクトが発足した。本研究は、プロジェクトの一環として、伝統的建築群の特徴である通風に着目し、伝統的建築の特色を生かした適切な改修手法の提案を行うことを目的としている。本報では構造分野から提示された町家の改修案を元にCFDを行い、開口パターンの変化に伴う室内気流への影響について報告する。