官公庁建築物における2011年度夏季節電実態緊急調査を基にした大口需要家と小口需要家の節電実態

抄録

筆者らは、一般社団法人日本サステナブル建築協会（JSBC）に設置された「非住宅建築物の環境関連データベース（DECC）検討委員会」の下、東日本大震災を受け2011年度夏季に全国の非住宅建築物で講じられた節電の実態を把握・分析するため、2011年度夏季節電実態緊急調査を行った。本報では、2010年度の9月の契約電力が500kW以上の建物を大口需要家、500kW未満の建物を小口需要家とし、官公庁建築物における契約電力別の分析結果を報告する。