節水形連立トイレの搬送性能の向上を可能にするシステム開発に関する研究

抄録

近年、地球温暖化対策の一環として、水資源の確保に寄与できる衛生器具の節水化技術の躍進がめざましい。特に、大便器の節水化が注目されている。オフィスでも連立式の節水形大便器の採用が進んでおり、採用にあたっては搬送性能の低下が懸念されている。本報では、節水形連立式大便器を設置した排水横枝管に着目し、継手形状と洗浄水量、洗浄方法の違いが搬送性能に及ぼす影響について、実験的に検討し、搬送性能向上につながる手法を考察する。