主催: 公益社団法人 空気調和・衛生工学会
LESの代表的な計算モデルはSmagorinskyモデルである。このモデルを用いるにあたり決定すべきSmagorinsky定数(Cs)は一般的に理論値が使用されるが、この理論値は普遍定数ではなく、Csを修正することにより予測精度が向上する場合がある。そのため、建物周りにおいても、予め分布傾向を把握した上でCsを決定できれば予測精度が向上する可能性があると言える。 これを踏まえて、本報ではPIV測定結果に空間フィルタを適用することにより得られる二次元Cs分布について検証した。