主催: 公益社団法人 空気調和・衛生工学会
2014年4月から本格稼働している群馬県立自然史博物館のESCO事業において導入した水蓄熱システムの構成、熱源制御方法、蓄熱槽の運転実績、また実績を踏まえたチューニングとその効果について報告する。新規に645m3の蓄熱槽を築造した水蓄熱システムの採用によって、光熱費やエネルギー消費量は空調熱源システム改修前と比べて大幅に削減された。そして、運用後1年間の運転実績を踏まえた夏期運転でのチューニング実施によって、システムCOPは大幅に改善し、夏期運転では更なる経済効果や省エネルギー効果が実現した。