透湿膜式液体デシカント空調機の開発　（第３報）透湿膜式液体デシカントシステムの出入口空気温湿度と除湿再生能力測定結果

抄録

前報（第２報）では、透湿膜式液体デシカント空調機を試作し、除湿と加湿の能力を確認するとともに、2台のユニットを接続して塩化リチウム溶液を循環させることにより、除湿と再生を同時に行い、長時間に渡って除湿能力を一定に保つことができることを確認した。 本報では、透湿膜式液体デシカント空調機の運転結果から入口空気湿度と出口空気湿度及び除湿再生能力の関係を明らかにするとともに、除湿と再生がバランスする空気条件を明らかとする。