CFD解析による間欠空調時の室内温熱環境

抄録

本報では、家具の熱容量を考慮した非定常CFD解析により、オフィス空間における間欠空調時の温熱環境を評価した。今回検討した条件においては、空調停止時間率が同じであれば、停止時間を10分程度まで長くしても概ね良好な温熱環境が形成できることが確認された。また、空調停止台数が多いほど省エネルギーや機器の負荷低減に寄与すると考えられるが、今回の熱負荷に対しては、4台中2台までが許容範囲であると考えられる。