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FARNHAM Craig, YUAN Jihui, EMURA Kazuo
セッションID: IS-1
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
会議録・要旨集
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This research shows how the perception of comfort and skin temperature changes in mist at elapsed times of 30s, 180s, and 300s, which is longer than the 3-minute time constant of skin thermal response. Comfort and skin responses quickly improve at 30s, but continue to slightly improve up to 300s.
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Sikram Tanadej, Ichinose Masayuki, Sasaki Rumiko
セッションID: IS-3
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
会議録・要旨集
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Survey of the thermal environment in a shared office spaces both in an actual condition and an experimental temperature condition. Five offices in the Bangkok metropolitan, in Thailand were investigated from 2018 to 2019. Thermal environments in both conditions were analyzed together with sensation and comfort of occupants.
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村上 遥香, 糸井川 高穂
セッションID: J-1
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
会議録・要旨集
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本研究は、複数の気流条件を含む温熱環境の違いが女性の生理・心理反応および知的生産性に与える影響を明らかにすることを目的とし、女性を被験者とした実験を行った。 この研究より、等温風条件は暑熱環境では低いSET*で暑く不快であると評価されること、26℃、30℃条件では生理反応に大きな個人差がみられること、客観的・主観的な知的生産性は気流条件の違いを反映し、暑さより寒さの方が知的生産性を低下させる可能性があることが分かった。
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新井 渓, 今川 光, 繪本 詩織, 橋本 哲, リジャル H.B., 宿谷 昌則
セッションID: J-2
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
会議録・要旨集
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Thermal comfort can be obtained by various thermal adjustments. Thermo-physical and physiological measurement and thermal comfort survey in a climate chamber were conducted for winter case at 22℃ of the indoor air temperature with 30, 40, 50, 60 and 70% of the relative humidity. The number of collected samples was 1216 votes. The results showed that the cognitive temperature was 21.4℃±3.2℃ for the given experimental conditions.
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林 鍾衍, 崔 元準, 赤司 泰義, 吉本 尚起
セッションID: J-3
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
会議録・要旨集
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This paper proposes a probabilistic model that can provide the inter-individual variation of thermal sensation under a certain thermal condition. In contrast to the conventional model of predicting thermal sensation votes deterministically, our method in which an ordinal probit regression is adopted can capture stochastic characteristics for TSVs of a large group model.
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森 裕之, Laftchiev Emil, 野中 美緒, Nikovski Daniel
セッションID: J-4
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
会議録・要旨集
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本研究では、ウェアラブルデバイス等を用いてユーザから取得した少数のデータセットで、転移学習により個人の熱的快適性をモデル化する手法を提案している。本稿では、この手法でオフィス環境の被験者実験から快適性モデルを導出した結果とその評価を述べる。その結果、データセットが少数の場合も快適性モデルを導出できることが示された。また、転移学習の母集団モデル構築に必要なデータセットは、より多様な環境で取得する必要があることが明らかとなった。
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山田 侑輝, 鍋島 美奈子, 西岡 真稔, 北川 康孝, 大橋 良之
セッションID: J-5
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
会議録・要旨集
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本研究では2018年度の10月から12月のビニルハウス内の温熱環境や作業効率や生理量、心理量を計測し、これらの相互関係を分析する。高床式砂ベッドの高さは、栽培する作物や作業者に応じて高さを変えることができる。本報では、砂ベッドの高さを腰付近の高さである90cmと、腰をかがめて作業する高さである55cmの2条件とし、各条件で実験結果に差があるか否かについて明らかにする。なお、今回の実験では評価指標や実験方法の妥当性を検討する必要があるため、被験者数を限定した予備的な実験と位置付けている。
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杉江 玄, 都築 和代, 村江 行忠, 大島 佳保里, 森 一紘, 鍋島 佑基
セッションID: J-6
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
会議録・要旨集
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熱中症予測を検討するため,暑熱環境においての労働を想定して被験者実験を行った.実験条件は,WBGT25℃,28℃,31℃に相当する環境において,直立と段差昇降の2つの運動条件で行った.熱中症と強い相関のある直腸温と生理量・心理量を比較し分析した.WBGT25℃,28℃の運動の条件において熱中症の危険があり,WBGT31℃の運動の条件において熱中症の危険が高いことが分かった.また,足背の皮膚温および疲労度の主観申告において直腸温と強い相関があった.
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村江 行忠, 上柳 燎平, 今堀 賢一, 大島 佳保里, 都築 和代
セッションID: J-7
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
会議録・要旨集
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建設現場における事故やミスを防止するため,熱環境が人の生理・心理および集中度などに与える影響を明らかにすることを目的に,被験者実験を行い、以下の知見を得た. 1)低負荷運動であっても,継続されることにより,主観的・生理的な影響が見られ,特に暑熱環境においては深部体温など対して大きく影響する. 2)集中度については,一定時間経過後の正答率や反応時間,および主観申告において,熱環境の影響がみられた. 3)学生群と中年群とで差が見られたが,モチベーションなど年齢以外の要因も考えられた
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千葉 友樹, 高橋 幹雄, 黒木 友裕, 和田 一樹, 天野 健太郎, 桑山 絹子
セッションID: J-8
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
会議録・要旨集
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暑熱環境下で頸部を冷却する実験での生理量測定結果と、頸部を冷却しない実験での生理量測定結果とを比較し、更に人体モデルを用いた解析による検討を行った。実験では、頸部を冷却しない条件に対し、頸部を冷却した条件において、皮膚温度が相対的に低くなり、発汗量が少ない傾向が表れ、血圧が有意に高くなった。更に、人体熱モデルと循環系モデルにより計算を行った結果、上記のような傾向を定性的に再現することができた。
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香取 尚樹, 野部 達夫
セッションID: J-9
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
会議録・要旨集
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本研究では経路空間における温熱環境計画の考案を視野に入れ、その基礎情報となる建物内各所における執務者の属性及び行動履歴を考慮した温冷感に関するアンケート調査を実施した。調査は中規模のオフィスビルで夏季、秋季及び冬季に実施した。本報では調査結果から得られた知見を報告する。調査結果より、経路空間における属性別の温冷感の変化及び執務者の環境調整行動についての知見が得られた。
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興梠 沙耶, 住吉 大輔, 崔 榮晋, 鈴木 智博
セッションID: J-10
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
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オフィスビルでは暑熱屋外環境を歩行し代謝量が上昇した執務者が、そのまま執務室に入室することで熱的に不快感を抱きやすい。この問題を解決する為、エントランスに設置するスポット空調であるクールスペースを対象とし効果検証を行った。アンケート調査により、クールスペースを使用した場合の、執務室入室後の温冷感と温熱快適性の向上を確認した。また、空調の運転データを用いて、クールスペースの設置による消費電力への影響を分析を行った。
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高 姍, 大岡 龍三, 呉 元錫
セッションID: J-38
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
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The purpose of this study is to confirm the effects of airspeed and wind direction on the convective heat transfer coefficient for the clothed thermal manikin. Convective heat transfer coefficients for three kinds of clothing were calculated.
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竹内 雄紀, 糸井川 高穂, 村上 遥香
セッションID: J-39
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
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本研究では、室温28℃、湿度50%RHの環境で1.0m/sの気流を部位別に当てることの効果を被験者実験から得られた温冷感と放熱量から検討した。その結果、部位によっては温冷感と放熱量に相関関係がみられたが、一意の関係を見出すには至らなかった。温冷感に関しては気流の効果が確認できたが、放熱量に関しては効果を確認することができなかった。
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伊藤 駿, 水谷 国男, 宮本 勝弘, 森 悠大
セッションID: J-40
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
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本報では新たに被験者実験を実施し部位別の表面温度および熱流束に加え深部体温の計測も行い部位別熱抵抗値の算出と比較を行う。また、次報の発汗時の再現実験のために発汗量の計測も行う。
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宮本 勝弘, 水谷 国男, 伊藤 駿, 森 悠大
セッションID: J-41
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
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本報では、前報で計測、算出した深部体温等を使用して発汗サーマルマネキンに設定して再現実験を行い、発汗時の部位ごとの表面温度の比較を目的とした。
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森 悠大, 水谷 国男, 伊藤 駿, 宮本 勝弘
セッションID: J-42
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
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本報では、前報で計測、算出した深部体温等を 使用して発汗サーマルマネキンに設定して再現実験を行 い、発汗時の部位ごとの熱流束の比較を目的とした。
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浅野 智司, 伊庭 千恵美, 鉾井 修一, 土居 信一
セッションID: J-43
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
会議録・要旨集
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食品スーパーでの衛生面,省エネ,快適性など,様々な問題を解決するためには,温湿度の最適化を行うことが重要だ.本研究では特に温熱快適性に着目し,滞在者の快適性を高める空調制御を行うことを目的とする.買い物行動を模した滞在者の生理量と心理量の変化,ならびに実際の買い物客の入退店時の温冷感,来店方法や店舗滞在時間を把握するとともに,快適性に直結する温冷感の予測を目指し,人体熱モデルを用いて生理量の再現を試みたので,その結果を報告する.
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野元 彬久, 高橋 好斗, 依田 柊, 尾方 壮行, 田辺 新一, 石井 雅久
セッションID: J-44
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
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近年では、性差、年齢差、人種差などの個人差や季節差に着目した代謝量に関する研究が注目を集めている。先行研究において、個人差や季節差が代謝量に及ぼす影響は調査されているものの、各要素を合わせて代謝量を測定した研究は少なく、個々人の詳細な熱的快適性を評価する上でのデータが不足している。そこで本研究では、詳細な熱的快適性評価のためのデータを取得することを目的に、間接熱量計を用いて日本人の活動量別、性別の代謝量を測定した。
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高橋 好斗, 野元 彬久, 依田 柊, 尾方 壮行, 田辺 新一, 伊藤 駿, 青野 友紀, 山本 佳嗣, 水谷 国男
セッションID: J-45
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
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著者らはこれまで人体部位別の温冷感を推定することを試みてきた。着衣透湿係数に関しては、全身一定の値を用いており、部位別の温熱生理・心理評価を行う際に誤差が生じる可能性がある。そこで本報では、発汗サーマルマネキンを用いて様々な着衣の組み合わせにおける人体部位別の着衣蒸発熱抵抗および着衣透湿係数を測定した。また、部位別の着衣蒸発熱抵抗および着衣透湿係数の違いを分析し、部位ごとの特徴や要因について考察した。
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尾関 義一, 野元 彬久, 高橋 好斗, 依田 柊, 尾方 壮行, 田辺 新一
セッションID: J-46
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
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本報では、体温調節モデルJOS-2および定常温冷感予測モデルOTnの代謝量、着衣透湿係数および幾つかの入力条件に対する影響を検討するために、人体生理量および心理量を予測した。その結果、体温調節モデルJOS-2による予測値は既往の結果に比べ総じて良化した。代謝量は皮膚温とぬれ率に大きく影響し、着衣透湿係数は皮膚のぬれ率に影響した。定常温冷感予測モデルOTnに関しては、局所温冷感の予測精度にほとんど変化が見られなかった。
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依田 柊, 野元 彬久, 高橋 好斗, 尾方 壮行, 田辺 新一
セッションID: J-47
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
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人体体温調節モデルJOS-2を用い、暑熱環境における熱中症リスクを評価した。はじめに、夏季屋外にて被験者実験を行い、実験で得られた生理量データをもとにJOS-2の予測精度を検証した。次に、都市における代表的な暑熱環境適応策をいくつか取り上げ、適応策による熱中症リスクの低減効果を、JOS-2の生理量予測値を用いて、代謝量別に検討した。
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小林 光, 社本 光気, 眞幡 宜輝
セッションID: J-48
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
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空間内の温熱環境形成に対する日射などの影響を評価する際には、空間内のみならず床や壁体内の熱輸送を総合的に評価することが望まれる。本稿では、空間内を評価対象とした温熱環境形成寄与率指標CRIを拡張した、躯体内の熱輸送を解析する手法CRI(S)を提案すると共に、同手法を用いたグリーンハウス内の日射熱による温熱環境形成への影響を評価した事例について報告する。
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伊澤 康一
セッションID: J-49
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
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冬季避難所体育館を対象にして、居住者の熱的ストレス・生理的適応メカニズムを、人体のエクセルギー収支解析とエントロピー収支解析によって解明することを試みた。その結果、以下などの知見を得た。「b) エコ改修外皮・暖房あり」では、「a) 既存外皮・暖房なし」に比べてエクセルギー消費内訳の各値は小さい。すなわち、エントロピー生成は小さい。b)は、a)に比べて、エントロピー廃棄内訳の各値は大きく、エントロピー排出効率が高い。
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濱 興治, 須永 修通
セッションID: J-50
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
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収蔵庫は庫内全域にわたって適切な温湿度に保たれる必要があるが,日常の計測は空調制御点などで行われている。温湿度データは良好であっても,部分的な高湿度によりカビの発生1),染料の劣化2),鉛丹の変色3)などが生じる場合がある。防止には「庫内温湿度の均一化」が必要で,適正な空調気流形成により空気質向上も期待される。改修後の熊本県立美術館収蔵庫1における夏期の気流や温湿度に関する実測とCFD解析を行い,庫内の温湿度,気流速およびと空気質について検討した結果を報告する。
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久村 真司, 牧野 裕介, 阪田 升
セッションID: J-51
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
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コンビニなどの小型小売店舗の室内温熱環境は,冷設什器や加熱機器が数多く混在配置されている状況に加え,自動扉による出入口からの外部負荷流入も多く,抜本的な省エネ施策があると言えない状況である。そこで本研究では,省エネ化対策構築のため,移動物体を対象としたCFD解析手法を用いて店内温熱環境への依存度が高い冷蔵多段ケース,自動扉に関わるエネルギー損失の要因や熱量変化を定量的に解析したため報告する。
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都築 和代
セッションID: J-52
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
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マレーシアにおける睡眠環境の実態を調べる調査実験を実施した。日系企業に勤める現地の28人、22軒の住宅を対象として、温熱環境の実測ならびに、質問紙調査、アクチグラフを使った睡眠変数の測定を実施した。エアコンを使用していた住宅が18軒、エアコン無が4軒で、クアラルンプール近郊のテラスハウス16件、二戸一住宅3軒、集合住宅が3軒であった。温度、湿度、風速、グローブ温度を測定するとともに、就寝時と起床時にアンケートへの記入を依頼した。また、アクチグラフを非利き手首につけて就寝してもらい、睡眠変数を算出した。
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竹内 駿一, 井上 莉沙, 高橋 好斗, 尾方 壮行, 都築 和代, 田辺 新一
セッションID: J-53
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
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睡眠時の温熱環境を評価する際には、個人の基礎代謝量の違いを考慮する必要があるが、これまでの研究では、基礎代謝量は一定として人体熱負荷が算出されていた。また、基礎代謝量の個人間差を考慮して温熱環境を評価した上で、睡眠の質との関係を分析した研究は少ない。したがって本研究では、自宅寝室における睡眠実測調査および基礎代謝量の測定を行い、個人間の基礎代謝量の違いを考慮した人体熱負荷を算出し、温熱環境と睡眠の質の関係について分析を行った。
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井上 莉沙, 竹内 駿一, 高橋 好斗, 尾方 壮行, 都築 和代, 田辺 新一
セッションID: J-54
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
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本研究においては、異なる季節における人体熱負荷が睡眠に及ぼす影響を検討するため夏季と冬季に睡眠実測調査を行った。睡眠時の人体熱負荷を30秒毎に算出し、脳波計から判定された睡眠段階との関係の分析を行った。寒い環境であるほど睡眠の質が低下した。また、寝返り後の時間経過を考慮した温熱環境と睡眠の関係について分析した。寝返り後約45分後において、身体と寝具の間が熱平衡に近づくとともに、深睡眠出現率が増加した。また、ΣLmについて負値のΣLmと正値のΣLmの和が0に近いほど深睡眠出現率が増加した。
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尼子 智久, 都築 和代, 鍋島 佑基, 加来 純子, 柴山 依子
セッションID: J-55
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
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デシカント換気による湿度制御が夏期の睡眠に与える影響を明らかにすることを目的とし、デシカント換気が設置された住宅において睡眠実験を行った。 その結果、デシカント換気は暑がり、寒がり共に温冷感を涼しく、快適感を快適にさせた。また、暑がりの人のひふおんを低下させた。 暑がりの人の生理反応、心理反応は室温のみならず、湿度にも影響を受けやすい可能性が示唆された。
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宮崎 笑里, 仁部 佳央里, 安藤 真太朗, 伊香賀 俊治, 藤野 善久, 久保 達彦
セッションID: J-56
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
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夜間頻尿には様々なリスクがあり、高齢者にとっては無視できない問題となっている。室内温熱環境と夜間頻尿との関連性を検証するために、戸建て住宅において実測調査を行った。調査結果によると、対象者の44.7%が無断熱住宅に住んでおり、秋期の平均居間室温は20.5℃、冬期は15.5℃であった。 また、日誌による調査から、対象者の12.8%は平均夜間尿回数が2回以上であることがわかった。
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仁部 佳央里, 宮崎 笑里, 安藤 真太朗, 伊香賀 俊治, 藤野 善久, 久保 達彦
セッションID: J-57
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
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室内温熱環境と夜間頻尿との関連性を検証するために、マルチレベル分析を行った。秋期と冬期に測定したデータを用いて季節別にモデルを構築した。分析結果から、外気温に関わらず、室内温熱環境が夜間頻尿へ影響を与えているということが示唆された。特に冬期に強い作用がみられ、冬期の就寝前の居間室温が10℃上がると、夜間尿回数は0.65回減少する試算となった。これらの結果より、住宅を温暖に保つことで夜間頻尿への影響を緩和できる可能性が示唆された。
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岩城 朱美, 秋元 孝之, 美寿見 奈穂, 古橋 拓也
セッションID: J-58
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
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本研究の目的は睡眠中の温熱環境を調査し夏期に快適な睡眠環境を構築することである。 迅速な温度制御が可能な個別空調(ルームエアコン)と全熱交換型換気システムを用いた全館空調とを比較し、空調制御の違いが睡眠にどのような影響を与えるか調査した。 実験は東京のモデルハウスを使用し、6名の男子学生によって夏期に行われた。 入眠時に急激な温度低下を引き起こさず、徐々に空気温度を制御することは睡眠の質に良い結果を示した。
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小島 順也, 都築 和代, 鍋島 佑基, 山田 邦之
セッションID: J-59
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
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睡眠中の人体への空調制御の影響を知るために、我々は気候室と実際の実験室の両方でエアコンを用いて被験者実験を行った。 13人の健康な若者が、温度と湿度の5つの実験条件に参加しました。 被験者はTシャツとショートパンツを着用し、掛け布団を使わずにベッドで寝ました。 その結果、5つの条件の間で睡眠パラメータと直腸温に有意差はありませんでした。 しかしながら、睡眠中のわずかな体温上昇が主観的感覚を改善することが確認されている。
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大橋 清文, 弓野 沙織, 宮原 直枝, 加藤 正宏
セッションID: J-60
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
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複合施設のホール・体育館の概要と利用実態、ホールにて実施した短期温熱環境測定の結果示す。
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弓野 沙織, 加藤 正宏, 宮原 直枝, 大橋 清文
セッションID: J-61
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
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複合施設のホール・体育館の実運用時の空調立上りや利用時間帯の上下温度分布を把握するために1年間に渡って実施したホール・体育館の長期測定の結果を示す。
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小笠原 岳, 荻田 俊輔
セッションID: J-62
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
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クリーニング工場は多くの高温発熱機器を有する為、作業者は不快な放射熱に曝される。さらに、クリーニング工場の繁忙期が外気温の高い夏期に重なるため、環境悪化が懸念される。本報では、2つの工場を対象に、夏期においてWBGTの測定を実施した。空調設備が導入されていない工場Aでは、日中の最高値は32.6度、スポット空調を導入している工場Bにおける日中の最高値は31.8度であった。
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轟木 康平, 齋藤 輝幸, 中山 浩
セッションID: J-63
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
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二重屋根による工場内の温度低下効果の可能性を検討します。夏期において、大空間工場での実測を通じて屋根二重化前後の温熱環境評価を行いました。その結果、二重屋根により、2℃程度の温度低下効果が得られました。また、室内空気中のCO2濃度は400から500ppmであり、換気は十分でした。二重屋根の後、焼結炉付近を除くと室温が外気温よりも低くなる場所が現れたため、時間によって換気量を抑制する必要が考えられます。
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磯 佑輔, 永坂 茂之, 張 江, 近藤 靖史
セッションID: J-64
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
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新たに開発した吹出口を用いた大空間向けの空調システムに関する検討の第3報として、冬季暖房運転時の室内温度分布を測定し、ASHRAE Standard 55において許容される上下温度差の範囲内であることを確認した。また、冷暖房時の実測結果より本システムが形成する温度分布をモデル化し、本システムの部分混合空調における冷房時・暖房時の熱負荷計算方法を検討し、提案した。
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伊藤 隆介, 鵜飼 真貴子, 石橋 良太郎, 田中 英紀, 奥宮 正哉
セッションID: J-65
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
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大空間の温熱環境改善とエネルギー消費量削減を目的として気流を付加した空調システムをCFDによってシミュレーションした。気流付加にはシーリングファン(CF)と旋回流ファン(SF)を用い、冷房時に12ケース、暖房時に3ケースの計算を行った結果、冷房時にはSFを、暖房時にはCFを通常の空調機に併用する空調方式が有効であるとわかった。
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土岐 航, 白石 靖幸, 平川 聡, 丸山 純
セッションID: J-66
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
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本研究では、教室の排気熱をカスケード利用した床吹き出し空調システムの性能を検証することを目的として、夏と冬の短期実測を行った。これらの実測結果をもとに、本空調システムの有用性を明らかにし、さらに、CFD解析によりカスケード利用による省エネルギー性とラーニングコモンズの空気質を評価した。その結果、カスケード利用を行うことで、ラーニングコモンズの空気質を損なうことなく、空調の処理熱量が削減されていることが確認された。
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山崎 慶太, 井野 隼人, 桒原 浩平, 傳法谷 郁乃, 濱田 靖弘, 小林 宏一郎
セッションID: J-67
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
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本稿は、人工気候室実験 (34℃、50%)実験 、暑熱環境下の屋外建設現場の実測(以降現場と称す)、ぞれぞれの結果を用いて発汗量、飲水量および脱水量と環境(WBGT)の関係について、ファン付き作業服あり・なしで比較しながら検討した。建設現場での熱中症予防における水分補給やファン付き作業の効果と、環境(WBGT)の影響を、先行研究の運動現場と比較しながら評価することを目的とする。
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桒原 浩平, 山崎 慶太, 井野 隼人, 濱田 靖弘, 小林 宏一郎, 傳法谷 郁乃
セッションID: J-68
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
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To evaluate the effect of ventilated working wear (VWW) on physiological and psychological responses of construction workers, skin temperature, etc. were measured at construction site. No difference was observed in activity level and heart rate between workers wearing/not wearing VWW. Wearing VWW caused reduction in the trunk skin temperature, increase in upper leg skin temperature and reduction in amount of sweat.
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新井 舞子, 佐藤 大樹, 大黒 雅之
セッションID: J-69
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
会議録・要旨集
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スタジアムの観客席は極めて人員密度が高く、かつ、近年の観客席スタンド大型化で総人員が数万人に及ぶスタジアムも多いことから、観客がスタジアム内の温熱環境に及ぼす影響が無視できないと考えられる。 本研究では、観客(密集した大量の人体)による日射や気流の遮蔽、熱や湿度の発生等の影響を、一体一体を再現せずにマクロに再現する手法を提案する。さらに、提案した解析手法による屋外競技場を対象とした解析結果を報告する。
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呉 元錫, 大岡 龍三, 中野 淳太, 菊本 英紀, 小川 修
セッションID: J-70
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
会議録・要旨集
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The present paper aims to evaluate the mist spraying environment on thermal sensations, thermal environment, and skin temperature in a different operation mode. The mist spraying system was operated with four different modes considering the amount of spraying water and the presence of air blowing control. The skin temperatures were monitored during the experiment. In addition, the correlation between thermal sensations and overall skin temperature was analyzed.
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佐藤 大樹, 大黒 雅之
セッションID: J-71
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
会議録・要旨集
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WBGTを実測で求める場合、自然湿球温度、グローブ温度、乾球温度の測定値の重みづけ平均値として、容易に求めることができる。一方、屋外温熱環境の数値解析でWBGTを求めるためには、方程式群の変数である風速、乾球温度、水蒸気量を自然湿球温度、グローブ温度に換算する必要がある。そこで本研究では、測定器感温部の熱収支に基づく換算方法を導入し、数値解析からWBGTを求める方法を提案すると共に、換算式の違いによるWBGT評価値への影響を検討した。
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宮坂 裕美子, 菅野 颯馬, 水出 喜太郎, 山本 純子, 古川 亮哉, 野元 彬久, 高橋 好斗, 田辺 新一
セッションID: J-72
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
会議録・要旨集
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盛夏の屋外パブリックスペース空間に、意匠性・環境性がデザインとしてインテグレートされたクールスポット、“クールツリー”の開発を行った。本報では、2018 年夏から千葉県柏市の公共広場に設置した実機にて行ったエネルギーの実測検証の結果について報告する。加えて、2018 年8 月6 日、10 日、14 日の3 日間において、被験者を用いたクールツリーの涼感評価実験を行った。本報では、環境の物理量測定結果と、座面の温度の測定結果について報告する。
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菅野 颯馬, 宮坂 裕美子, 水出 喜太郎, 山本 純子, 古川 亮哉, 野元 彬久, 高橋 好斗, 田辺 新一
セッションID: J-73
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
会議録・要旨集
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盛夏の屋外パブリックスペース空間に、意匠性・環境性がデザインとしてインテグレートされたクールスポット、“クールツリー”の開発を行った。本報では、前報に続き2018年の夏に行ったクールツリーの涼感評価実験における被験者の心理量申告の結果、人体生理量に関する結果、および冷却座面やミストの効果に関するアンケート結果について報告する。
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高瀬 篤, 八木 秀隆, 三浦 克弘, 高木 賢二
セッションID: J-74
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
会議録・要旨集
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本研究は、駅コンコースにおいて快適性を維持しつつ局所的に空調を行う方法を検討した。本報では、駅コンコースの温熱環境実態調査にもとづき、局所空調導入のための設計手法を報告する。
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高木 賢二, 三浦 克弘, 高瀬 篤, 柏 隆之
セッションID: J-75
発行日: 2019年
公開日: 2020/10/31
会議録・要旨集
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本研究は、駅コンコースの温熱環境を部分的に改善し省エネルギーを図りつつ快適空間を提供する局所空調方式(吹出装置)の試作を目的とする。本報では、要求仕様に関する調査・分析、基本的な局所空調装置の設計、実大実験とCFDによる性能確認について報告する。
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