室内におけるにおいの拡散挙動に関する研究　1m ³チャンバー内でのD-Limoneneを用いた検討

抄録

本研究では、1㎥チャンバーを用いて、気流シミュレーションと半導体ガスセンサーによるにおい物質の拡散挙動を比較した。におい物質には、Dリモネンを用いた。給気口と排気口の位置の違いにより各測定点での気流速度、流線が異なった。また、気流シミュレーションの結果とにおい物質の拡散挙動の測定結果が類似していた。今後、におい物質の拡散挙動の測定データを蓄積してにおい感覚との対応を明らかにすることが課題である。