超高層テナントビルにおける高度エネルギーマネジメントシステム構築に関する研究　（第2報）エアバリア方式によるコールドドラフトの抑制

抄録

人は活動時間の約80%を室内で過ごすともいわれ、室内の温熱環境制御は快適性や作業効率の観点から極めて重要である。特に冬期にペリメータゾーンで発生するコールドドラフトが快適性を損なう原因となりやすい。そこで、エアフローウインドよりも簡易な方法で、不快な冷輻射やコールドドラフトを抑制可能なエアバリアシステムの構築方法について、シミュレーションと実大実験により検討を行った。