空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集
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令和3年度大会(福島)学術講演論文集 第2巻 蓄熱・熱源システム 編
セッションID: B-33
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実測データを用いた寒冷地のZEH化と地中熱ヒートポンプシステム導入に関する考察
*大原 知哉鎌田 泰地葛 隆生長野 克則
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抄録

エネルギー問題の観点から、ZEHの普及が求められる。本研究では、GSHPを適用した住宅の性能評価を行い、寒冷地におけるZEHについて考察した。 実測では、住宅の温熱環境評価、GSHP性能評価、エネルギー収支評価を行った。その結果、PMVは-0.3〜-0.2、GSHPは暖房SCOP3.38、冷房SCOP5.86、住宅の年間太陽光発電量は4975kWh、年間電力消費量は7972kWhとなった。またシミュレーションにより、札幌市におけるGSHPを適用したZEHのコスト回収年数は、Q値1.6W /(m2K)の一般住宅と比較して16年以内となった。

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© 2021 公益社団法人 空気調和・衛生工学会
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