空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集
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令和4年度大会(神戸)学術講演論文集 第7巻 空気質 編
セッションID: E-46
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循環による相当換気を考慮したCO2濃度による感染リスク評価(第1報)
*柳澤 淳森本 正一穴井 俊博
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抄録

新型コロナウイルスの流行初期に9人が感染したレストランのCFD解析を行った。その結果、平均CO2濃度は6,344ppmであり、換気の悪い環境であることがわかった。また、感染者数を参考に、1,250ppm(外気+850 ppm)で1人が感染すると仮定し、CO2濃度を感染リスクに換算した。さらに、循環風量を1人当たり30m3/hと仮定し、相当換気による比較を行った。その結果、室内の感染リスクは1未満であり、適切な換気量を確保することにより、感染のリスクは十分に低くなると考えられる。

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© 2022 公益社団法人 空気調和・衛生工学会
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