休憩空間における室内環境変化が在室者のリラックス・リフレッシュ効果に与える影響　（その6）休憩時の環境選択権の有無が心理・生理反応及び知的生産性に及ぼす影響

抄録

近年、オフィス設計では、居住者に快適かつ健康な環境を提供するWELLNESS に配慮した設計が注目されており、執務空間だけではなく、休憩空間への関心も高まっている。本研究は、休憩後の知的生産性向上につながる快適な休憩空間の提案を目的としており、休憩時の環境変化が心理・生理反応に及ぼす影響について調査する。本報では、利用者が休憩時の環境を設定できる条件を加え実験を行い、環境選択権の有無が与える影響について調べた結果を報告する。