ABWの導入による立位を伴う作業スタイルがもたらす疲労への影響

抄録

欧米ではABWの概念が詠唱されている。そこで本研究では、ABWを導入し、立位による作業を併用する作業スタイルがもたらす疲労への影響を下肢のむくみとアンケート調査により明らかにした。その結果、骨格筋割合が低いと立位作業を伴う作業スタイルによって生理的疲労を減らすことができると示唆された。また、骨格筋割合が高いと長時間の立位作業によりむくみ率が高くなったが、LF/HFにおいては立位作業を伴う作業スタイルによって数値が良好となった。