色材協会誌
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メイクアッププロセスにおける摩擦現象
山口 梓亀卦川 奏今井 由美野々村 美宗
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89 巻 (2016) 9 号 p. 294-298

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抄録

化粧用スポンジを用いてファンデーションを塗布した際の摩擦を評価した。スポンジと人工皮膚の間に3 ~50 mgのパウダーファンデーションを挟んだところ,摩擦抵抗の大きさを示すa値は0 ~3 mgにかけて増加し,より多くのファンデーションを挟むと減少した。 また,摩擦速度v=100 mms-1のとき,スポンジ側で検出される摩擦力は激しい増減を繰り返した。ファンデーションの塗布量が少ないときは,含まれている油がバインダーとして働くのに対し,一定量以上のファンデーションが存在すると十分な厚さの粉体層が形成され,潤滑効果があらわれるためと考えられる。この知見は,ファンデーションの塗布量によって摩擦特性が変化し,使用感に影響を与えることを示している。

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© 2016 一般社団法人 色材協会
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