色材協会誌
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シリカ壁マイクロカプセル化酸化チタンの表面・界面化学的特性
黒木 修水口 正昭中原 藤也中原 佳子
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1999 年 72 巻 7 号 p. 413-420

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抄録

界面反応法, すなわち芯物質の二酸化チタン粉末をけい酸ナトリウム水溶液中に分散させた懸濁液と非イオン系界面活性剤を溶解したn-ヘキサンとからW/0エマルションを調製し, これを炭酸水素アンモニウム水溶液と反応させることによって二酸化チタン内包シリカマイクロカプセルを調製した・マイクロカプセルの粒子直径は0.5~10μmの範囲に分布しており, 比表面積は254m2/9であった。SIMS分析によりシリカでマイクロカプセル化された二酸化チタン (芯物質) の微細構造が解明され, マイクロカプセルの壁の厚さが約0.13μmであることがわかった。また, マイクロカプセル化によってアンモニアの吸着能に著しい変化が見られた。

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