心臓
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[症例]
心停止に至り救命のためIABP, PCPSを必要とした脚気衝心の1例
谷口 俊雄志水 清和辺 奈理
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2015 年 47 巻 12 号 p. 1445-1451

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抄録

 今回われわれは基礎疾患のない若年者がショック状態で搬送され, 入院直後に心肺停止となったため直ちに経皮的心肺補助 (percutaneous cardio pulmonary support ; PCPS) を導入したが, その後も治療抵抗性の乳酸アシドーシスが遷延したため脚気衝心を疑いビタミンB1を補充したところ劇的な改善を認め, 合併症を残すことなく救命しえた症例を経験したので報告する.

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© 2015 公益財団法人 日本心臓財団
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