抄録
暗期における短時間昇温処理が, アフリカンマリーゴールドの開花反応に及ぼす影響について調べた. 12時間日長, 温度22℃/14℃(明期/暗期)の制御環境下で, 時間帯を変えて3時間30℃の昇温処理を行った結果, 暗期開始時の処理で特異的に発蕾までの日数が短くなった. 続いて, 処理時間および処理温度を変えて, 暗期開始時の昇温処理を行った結果, 0.5時間30℃および3時間22℃の昇温処理でも明らかに発蕾までの日数が短くなった. 以上のように, 暗期開始時の短時間昇温処理によりアフリカンマリーゴールドの開花反応が促進することを初めて見出した.