2013 年 25 巻 2 号 p. 102-108
PLS回帰分析法を用いて, ホウレンソウ葉と培養プレートに滴下したホウレンソウ摩砕液の分光情報から一般生菌の推定を検討した結果, いずれの場合も潜在変数(LV)が3のときに一般生菌数の実測値と予測値のCalibrationはそれぞれr=0.98, r=0.94, Cross-Validationはそれぞれr=0.91, r=0.79という高い相関関係を得た. また, 吸光度二次微分値とローディング値を比較した結果, 一般生菌の推定モデルに寄与している波長はそれぞれ292 nm, 282 nmであることが示唆された.