植物環境工学
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マルバアサガオIpomoea purpureaの葉肉プロトプラストの単離と培養
石黒 紘規仁田坂 英二大谷 基泰
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2019 年 31 巻 4 号 p. 216-222

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抄録

マルバアサガオ(Ipomoea purpurea)の葉肉プロトプラストの単離と培養条件を検討した.無菌播種後約10日目の実生を供試した.1 % (w/v)Cellulase Onozuka R-10と0.3 % (w/v)Pectolyase Y-23を含む酵素液を用いたところ供試した3系統の葉身からの平均プロトプラスト収量は葉片1 g新鮮重当たり6.3 × 106 - 9.2 × 106 個であった.単離した葉肉プロトプラストの密度を1.0 × 105 個 ml-1に調整した後改変LS液体培地中で培養したところ,2-3日後には第一細胞分裂が開始された.2,4-Dとkinetinを含む培地で約26 %のプロトプラストが分裂した.その後,コロニーや小カルスが形成された.プロトプラスト由来カルスを再分化培地に移植したところ,不定根が再分化した.

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© 2019日本生物環境工学会
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