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食品衛生学雑誌
Vol. 52 (2011) No. 6 P 354-362

記事言語:

http://doi.org/10.3358/shokueishi.52.354

調査・資料

海外旅行者より供与されたミネラルウォーター類,および輸入ミネラルウォーター類の外観,細菌数,イオン成分について試験した.その結果,一部のミネラルウォーター類に,微着色,浮遊物,混濁物の混入,多数個の一般細菌,従属栄養細菌が観察されたが,大腸菌群,大腸菌,腸球菌,緑膿菌は,陰性であった.また,ある種のミネラルウォーター類の一般細菌数は,ロットの違いごとに明確な差異が認められた.一方,F-濃度が,ミネラルウォーター類の製造基準を超える製品があり,さらに,表示の必要なF-濃度を超えている大部分の製品に適正な表示がなされていなかった.以上の結果から,本研究は,一部のミネラルウォーター類の製造工程における容器の洗浄不足,キャップの殺菌不良,充填から密封・密栓までの工程での空中落下細菌などの混入の可能性を示唆した.さらに,無殺菌・無除菌,高F-濃度などの適正表示の必要性を示した.

Copyright © 2011 公益社団法人 日本食品衛生学会

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