東京水産大学食品生産化学科
1976 年 17 巻 6 号 p. 438-443_1
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海産魚への海水経由と飼料経由の水銀の取り込みをマダイ, アジを飼育して調べた.(1) 海水経由の水銀蓄積は急速に進み, 部位別には, 脾>脳, 肝>筋肉の順序であった. 13週後に脾で60ppm, 筋肉では3ppm (0.1ppm 塩化第2水銀海水) に達した. 各部位のメチル水銀の比率は低かった.(2) ペレット (1.4ppm水銀含有) からの蓄積は, 13週後, 筋肉, 脳で0.8ppm, 肝, 脾で1.2ppmで, 脾での蓄積が特異的には高くなかった.
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