千葉大学腐敗研究所
1966 年 7 巻 3 号 p. 211-221_1
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食用赤色タール色素 Ponceau 3R の慢性経口毒性ならびに発癌性を, ラットで最長2年にわたり2.0%, 1.0%および0.5%添加食投与により病理組織学的に検索した. 変化は肝臓に限られ, 脂肪変性を中心に各種退行変性が実験早期より出現したが, 肝硬変の発生はなかった. 増殖性変化は実験1年以上の動物に多発し, 1年7か月で腺腫の発生があり, 実験2年で1例の肝癌と5例の多発性腺腫を含む高率の腫瘍性病変の発生を認めた.
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