小児耳鼻咽喉科
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原著
外来でできる言語発達障碍児の簡便な検査法
田中 美郷
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2009 年 30 巻 3 号 p. 259-267

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抄録

  3~6 歳の就学前児にみられることば及び言語発達の遅れの原因を知るための簡便な検査法を開発した。この検査は以下の四つの下位検査よりなる。
①猫,鳩,金魚,西瓜,飯茶碗,及び時計の 6 個の絵に対する自発語検査
②上記 6 個の絵の名を肉声で言って,それに該当する絵を指させる
③同じ検査をささやき声で行う
④上記 6 個の絵に関する質問の理解検査

  53名の臨床例について検討したところ
イ.環境心理学的問題があって生じたと考えられる言語発達の問題
ロ.聴覚障碍による言語発達の遅れ
ハ.中枢性言語発達障碍
ニ.神経筋疾患ないし構音器官の運動機能異常によることばの遅れ,
などが大まかに分類できた。

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© 2009 日本小児耳鼻咽喉科学会
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