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現在用いられているモニタリング法には監視カメラを用いた映像や、簡易的に表示された電光掲示板、レーダーなどの平面で表示されたものがある。これらの問題点には情報量が多い、必要外の情報まで表示してしまう、直感的に把握しづらい、複数箇所での監視に物理的な拡張が必要になるといったものが挙げられる。本研究ではこれを解決するために仮想現実空間を用いてモニタリング、リモートコントロールを行っている。これは仮想現実空間をWebページとして作成することによりネットワークを介した利用が可能となっている。仮想現実空間の作成にはVRML2. 0(97)を、センサーからの情報の反映と仮想現実空間からアクチュエータへの命令の伝達にJava言語を用いて行っている。