室内環境
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原著論文
パラホルムアルデヒドを用いたパーミエーションチューブによるホルムアルデヒド校正ガスの発生安定性
青柳 玲児松延 邦明
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ジャーナル オープンアクセス

2012 年 15 巻 1 号 p. 7-14

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抄録
パラホルムアルデヒドを用いたパーミエーションチューブ法によるホルムアルデヒド発生ガスの発生安定性を検証した。ポリエチレンチューブにパラホルムアルデヒドを充填し,パーミエーションチューブを作製した。これを50℃に投入し,発生ガス中のホルムアルデヒド浸透速度(Pr)を標準的な算出方法であるチューブの重量測定と,ホルムアルデヒドの定量分析により求めた。この結果,ホルムアルデヒド定量分析から得られたPrPrf)は発生約40日後より約1年間の安定を確認した。一方,チューブ重量測定から得られたPrPrw)は,発生直後にPrfに対して10倍以上の値を示した後,徐々に減少し,210日後にはPrfの安定値である60 ng/minを示した。これは,パラホルムアルデヒドに含まれる不純物の発生を示しており,重量測定により得られるPrが過剰になる原因になった。
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© 2012 一般社団法人 室内環境学会
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