室内環境
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総説
燃焼で排出される室内空気汚染物質の健康影響
東 賢一
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2022 年 25 巻 3 号 p. 307-315

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抄録
私たちは日常生活において,主として調理や暖房のために,木材,灯油,石炭,ガス,バイオマスなどを燃料として物を燃やすことを行ってきた。物を燃やすことで排出される室内空気汚染物質による健康影響は,主として低中所得国を中心に極めて深刻であり,国際的にも早急の対策が求められている。世界保健機関(WHO)によると,家庭内での室内空気汚染物質により,2020年に約320万人が死亡し,そのうち5歳未満の小児が23万7千人以上であった推計されている。本報では,代表的な燃焼由来の室内空気汚染物質として,粒子状物質(PM10,PM2.5),一般化炭素,窒素酸化物,二酸化硫黄,多環芳香族炭化水素(主としてベンゾ(a)ピレン),揮発性有機化合物(ベンゼン,ホルムアルデヒド)の特徴,主な排出源と健康影響を述べるとともに,これらの物質の気中濃度に対するWHOの空気質ガイドラインを紹介する。
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© 2022 一般社団法人 室内環境学会
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