室内環境学会誌
Online ISSN : 2186-4314
ISSN-L : 2186-4314
混合揮発性有機化合物 (VOC) の吸着能に及ぼす木炭の炭化温度の影響
中島 大介鈴木 香織後藤 純雄矢島 博文石井 忠浩吉澤 秀治渡辺 征夫酒井 伸一
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2005 年 8 巻 1 号 p. 9-14

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抄録
炭化物のVOC吸着性能の向上に関する基礎的検討として, 1時間炭化して作成した木炭の室内における代表的な空気汚染物質である揮発性有機化合物 (VOC) の吸着能に及ぼす炭化温度やVOC種類の影響を調べた。VOCの単一成分ガスまたは多成分混合ガスと炭化物をガラス製容器 (3L) に入れ, VOC濃度をGC/MSで測定しその経時変化から吸着能を調べた結果, 炭化温度が400℃の場合にはほとんど吸着能を示さないが, 600, 800, 1000℃と高くなると吸着能を示すようになることやVOCの種類によって単一成分ガス又は多成分混合ガスでは個々のVOCの吸着量が異なり, 他のVOCの共存が吸着量に影響していることなどが示唆された。また, 廃木材炭化物モデルとして合板(シナランバー)の炭化物を作製し, 多成分混合ガスで試験を行った結果, 同様の傾向となることを認めた。
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