日本シルク学会誌
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原著
体表面電位による蚕の背脈管収縮運動の解析
李 奇菊森川 英明三浦 幹彦岩佐 昌征
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2003 年 12 巻 p. 65-70

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抄録
 養蚕における飼育環境の適正化は, 収繭量や繭糸質向上のために重要である。本研究では, 飼育時の温度環境が蚕の生体に与える影響を検討するため, 筋電位計測法の一つである表面電位計測法と画像解析システムを用いて蚕の背脈管の脈動状態について検討した。蚕品種N124×C124・5齢期幼虫の背面2箇所に電極を設置し, 表面電位の計測および背脈管の収縮拡張現象の解析を行った。その結果, 22.4~25.6℃と飼育環境温度が上昇するにつれて蚕の体表面から得られる電位の周波数ピークは0.55Hz~0.81Hzと大きくなっており, 背脈管の脈動周期は短くなることが知られた。さらに周期的な収縮運動の中に小さな振動要素が見られ, これは温度上昇に伴って段階的に少なくなることが確認できた。
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© 2003 日本シルク学会
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