抄録
原料繭荷口が持つ繭糸繊度特性を統計的に捉えるために, 階段式自己回帰モデル (Ladder Auto-Regressive Model) を用いてモデル化を行った。原料繭の繭糸長を統一した上で, 繭糸繊度曲線より傾向変動と定常変動を分離・抽出し, これらの変動要素を階段式自己回帰モデルを用いて解析し, 特性を明らかにした。さらに得られた原料繭のパラメータから時系列データを生成し, 正規化・逆変換を行うことによって繭糸繊度曲線群を得た。コンピュータ・シミュレーションにより生成したデータを評価した結果, 本手法の有効性を明らかにすることができた。