SIP成果報告書
Online ISSN : 2758-4089
(2)安全な自動運転社会の実現
自動運転の高度化に則したHMI及び安全教育方法に関する調査研究
佐藤 稔久長谷川 国大Wu Yanbin木原 健中野 公彦楊 波合田 美子戸田 真志松葉 龍一新目 真紀半田 純子伊藤 誠周 慧萍
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2021 年 2021 巻 1 号 p. 103-107

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抄録

SIP第2期自動運転(システムとサービスの拡張)の“走行環境条件の逸脱や自動運転システムの機能低下における適切な運転引継のためのHMI等に関する研究開発”と“運転者や歩行者等が習得すべき知識とその効果的な教育方法に関する研究開発”の取り組みを概説する.前者では,自動運転から手動運転への運転交代前におけるドライバーの周辺監視状態の評価指標の検討や,HMIによるドライバーのシステム理解への効果の検討等に取り組んでいる.後者では,主な研究目的に基づき,(1)個人特性を踏まえた教育方法の提案,(2)動機づけ手法の提案,(3)部分教育を意識したモジュール化可能な完全教育教材の開発の3つの研究テーマを設定し研究を行っている.また,試作した教材を用いて,自動運転に関する一般的な知識を事前に提供することの効果についてドライビングシミュレータを用いた検証を行った.これらの成果をもとに,日独連携として自動運転と教育についてのワークショップを担当した.

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© 2021 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
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