SIP成果報告書
Online ISSN : 2758-4089
(2)自動運転の社会的受容性
③社会的受容性の醸成に向けた活動
廣田 匡木村 洋
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2022 年 2022 巻 1 号 p. 179-187

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抄録

わが国においては,高齢化の進む過疎地等での移動手段の欠如や,物流業界におけるドライバ不足等,モビリティ課題が山積しており,自動運転技術の社会実装による解決への期待が大きくなっている.社会実装にあたっては,自動運転の技術的な研究開発や,制度面の整備と並んで,社会的受容性の醸成も最重要課題の1つである.このため,SIP自動運転では,第1期より社会的受容性の醸成活動として,一般市民・地方自治体関係者・交通事業者等との自動運転を巡る対話や発信を通じ,社会における自動運転の正しい理解促進に努めるとともに,自動運転の社会実装に向け取り組む自治体や事業者の活動を広く共有し,オールジャパンとして課題や好事例を学びあう連携を推進してきた.本稿ではこの活動について概説する.

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© 2022 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
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