産業学会研究年報
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論説
「つながる経済」がもたらす産業の大変革と日本製造業の生き残り策
増田 貴司
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2018 年 2018 巻 33 号 p. 1-19

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抄録

 最近,「IoT(Internet of Things)」や「第4次産業革命」といった言葉が,産業界や各種メディアで頻繁に取り上げられるようになっている。これらは単なる流行語や一過性のブームではなく,いま現実に世界で生じつつある産業の底流変化と深くかかわっている動きである。

 本稿では,IT(情報技術)の進化と普及により「デジタルでつながる世界」が急速に拡大したことが,世界中で産業や事業の構造を激変させている様子を概観する。注目すべき経済事象・技術トレンドとして,異業種間競争の頻発,コモディティ化の高速化,製造業のサービス化,IoT,人工知能(AI),シェアリングエコノミー,仮想現実(VR)・拡張現実(AR),3Dプリンター等のキーワードを取り上げ,これらを相互の関連性に注目しつつ解説する。

 続いて,第4次産業革命の進展がもたらす産業構造と事業環境の変化に対応して,日本の製造業企業が生き残るための課題について考察する。

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