日本女性科学者の会学術誌
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総説
水溶性フラーレンマテリアルとその医薬品応用のための基礎研究
山越 葉子
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2016 年 16 巻 1 号 p. 23-30

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抄録

光増感性や金属内包性などの特異的な物理化学的特性を有し、光線力学療法における増感剤あるいはMRIの造影剤の基本骨格としての可能性のあるフラーレンを実際に医薬品として応用可能にするため、水溶性のマテリアルを複合体化・誘導体化により調製した。すなわち、安全な水溶性ポリマーであるPVP(ポリビニルピロリドン)あるいはPEG(ポリエチレングリコール)を用いてフラーレンを修飾し、その物理化学的特性や生物活性について検討した。

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© 2016 日本女性科学者の会
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