Skin Cancer
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一般演題
日光角化症の側方断端陽性例についての検討
廣瀬 寮二富村 沙織武石 恵美子横山 洋子
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ジャーナル 認証あり

2010 年 25 巻 1 号 p. 85-89

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抄録
日光角化症の手術における切除マージンについてはいまだ指針が示されていない。また切除標本にて側方断端陽性の場合に局所再発が生じるか否かについて議論されていない。著者らは1mmマージンで全切除した127症例を「側方断端陽性」群,「側方断端陽性疑い」群,「側方断端陰性」群の3群に分け,術後1年以上経て局所再発率を調べた。
その結果,側方断端陽性の場合,治癒率78%(局所再発率22%)と比較的再発が多かったことより,追加治療を行うかまたは確実なフォローが必要と考えた。陽性疑いおよび陰性の場合は,それぞれ93%と98%の高い治癒率を示したため,追加治療は不要と考えた。切除マージンに関しては1mmマージンで96%の高い治癒率であり,1mmは充分な切除マージンと考えた。
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© 2010 日本皮膚悪性腫瘍学会
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