Skin Cancer
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投稿論文
308nmエキシマランプが奏功したprimary cutaneous anaplastic large cell lymphoma(pALCL)の1例
大熊 慶湖長谷川 敏男丹羽 祐介奥山 泰裕宿谷 涼子平澤 祐輔池田 志斈
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ジャーナル 認証あり

2010 年 25 巻 2 号 p. 205-209

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抄録
76歳,男。2008年11月頃左内果に淡紅色の丘疹が出現した。同様の皮疹が多発し自然消退するものもあったが,一部が増大したため近医を受診した。皮膚生検にてCD30陽性リンパ腫と診断され,当科に紹介受診した。初診時,1cm大の紅色結節数個と5cm大の潰瘍を伴う不整形の紅色腫瘤があり,これらに対して外科的切除を施行した。術後同部以外に1cm大の結節が多発し,一部は5cm大に増大した。これらに対して308nmエキシマランプによる治療を試みたところ,良好な結果が得られたので報告する。
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© 2010 日本皮膚悪性腫瘍学会
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