揖斐厚生病院皮膚科
2011 年 26 巻 3 号 p. 301-304
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緩和ケアを必要とする癌終末期患者の褥瘡について検討した。この2年間に当院に入院し,褥瘡を認めた患者を対象に検討したところ,寝たきり高齢者に比べて仙骨部に発生しやすい,持ち込みが少ない,栄養状態が悪いといった特徴があった。癌終末期に自立度が低下した場合は褥瘡の予防が重要であるが,発生した場合は創や処置による苦痛を最小限にするために,穴あきポリエチレンを用いたopen wet-dressing therapyが局所療法として有用であった。
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