Skin Cancer
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皮膚症状により発見されたfollicular lymphomaの1例
奥野 公成角田 孝彦木村 淳湯田 文朗
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2006 年 21 巻 3 号 p. 350-353

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抄録
52歳, 男性。初診の1年前より顔, 背部に皮下結節と両頬の毛孔一致性丘疹が出現し, 増加してきた。当科を受診し, 皮膚生検で真皮から皮下組織の血管・付属器周囲に, 不整な核のくびれをもつリンパ球が主体となった腫瘍細胞が, 濾胞・結節を構成していた。免疫組織化学的には, 腫瘍細胞が免疫染色でCD10, CD20, CD79a陽性であり, フローサイトメトリーでもCD10, κ鎖優位であった。染色体検査ではt (14; 18) (q32; q21) の転座を認めた。また, CTでは頸部から骨盤腔でリンパ節腫大を生じていた。CHOP療法を6クール施行し, 皮疹・リンパ節腫大とも消退した。
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© 日本皮膚悪性腫瘍学会
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